【実体験】全世界株式もS&P500も“積み立てるだけ”が一番難しい話

投資・お金

「積立投資が正解」「ほったらかしでOK」「インデックス最強」
——よく聞くし、実際その通りだと思う。
でも、実際に**数年やってみてわかったのは、“それが一番難しい”**ってことだった。

この記事では、そんな「積立が難しいリアル」と「忘れがちな出口戦略の壁」について、経験ベースで語ってみたい。


積立投資の“難しさ”って何?

① 毎月積んでも生活が何も変わらない

たとえば月3万円をS&P500に積み立てたとしても、
1年で36万円、3年で108万円。

大金っちゃ大金だけど、生活は何も変わらない
外食の回数が増えるわけでもないし、部屋が広くなるわけでもない。
この「報われなさ」が地味にしんどい。

② SNSにいる“爆益おじさん”が気になる

Twitterを開けば、
「IPOで2倍になりました!」
「テンバガー銘柄見つけました!」
といった刺激的な投稿が目に入る。

こっちは月3万を地味〜に積み立ててるだけ。
**「自分、何やってんだろ」**と思ってしまうのも無理はない。

③ 暴落に耐えられない(むしろ買い増しできない)

いざ暴落が来ると、SNSでは
「チャンス到来!今が買い時!」
とか言ってる人がいるけど、現実は怖くて手が出せない

むしろ積立を一時停止したくなるし、
マイナスの評価額を見ると「もう売っちゃおうかな…」という誘惑がくる。

④ 為替や世界情勢が気になる

全世界株式にしても、S&P500にしても、
為替の影響や地政学リスクはゼロじゃない。

「米ドルで持ってるけど、円高になったらどうするの?」
「中国と米国の関係が悪化したら全世界株式ってどうなるの?」
とか、考え出すとキリがない。

⑤ “今の出費”と戦い続ける

毎月3万円積み立てるということは、3万円を「今」使わないということ。

でも、日々の生活では
・旅行
・友人の結婚式
・スマホの買い替え
・実家への帰省
こうした出費の誘惑が常にある。

積立は“未来の自分”のために“今の自分”が犠牲になる行為
地味にしんどい理由はそこにある。


積立より難しい「出口戦略」の話

積み立て投資は「始めるのも難しい」「続けるのも難しい」けど、
**一番難しいのは“終わらせ方”**だと最近思う。

① いつ取り崩すのかがわからない

例えば資産が2,000万円になったとする。
じゃあ「いつ、どれくらい取り崩す?」って聞かれると、答えに詰まる。

・65歳?70歳?
・年利何%で増えている前提?
・税金は?円安・円高は?

正解がないから、いつまでも「とりあえず積み立て続ける」状態になりがち。

② 売るのが怖くて使えない

積み立てたS&P500を、いざ使おうとすると
「いや、今売ったら上がり続けるのを逃すかも…」
という“機会損失の恐怖”が生まれる。

積み立てるときは機械的にできたのに、売るときはめちゃくちゃ感情的になる。

③ 配当生活と違って“取り崩しは減っていく感”がある

配当なら「資産はそのまま」で「お金だけ入ってくる」。
でも、インデックス積立だと元本を取り崩す=資産が減っていくわけで、精神的な圧がすごい。

「このまま取り崩し続けたら、10年後にはゼロでは?」という不安がつきまとう。


じゃあどうすればいいのか?

現時点で出た結論はこれ:

  • 積立は「自動化」して“自分の意思”を介さない
  • SNSとはいい距離感をとる
  • 出口戦略は「使い方の仮説」だけでも立てておく(例:月5万円ずつ使う等)
  • 取り崩しシミュレーションをして慣れておく

完璧な出口戦略なんて存在しない。
でも、「考え続ける」ことでしか、対処はできない。


結論:積み立ては地味だけど、地味が一番むずかしい

積立投資は、言われているほど“ラク”でも“簡単”でもない。
むしろ、超地味で、超退屈で、超難しい。特に積み立て投資をしている人は金融リテラシーが高いが投資について調べる人ほど積み立ては余計に退屈に感じる。

でも、それでも続けていける人が、
積み立てでは成功する。

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