「仕事が遅い」と言われがちな人に足りない3つの視点

就職・転職

頑張ってるのに「遅い」と言われるのがつらいあなたへ

「自分なりに丁寧にやっているのに、なんで“仕事が遅い”って言われるんだろう?」

これは、誰でも最初は何度も悩んでいたことです。

上司から「進んでる?」「まだ終わってないの?」と声をかけられるたび、
「ちゃんとやってるのに…」と落ち込んでいました。

でもある時、自分に足りていなかったのは**スピード感や能力ではなく、“視点”**だったと気づきました。
その日から少しずつ行動を変えたことで、
気づけば「報連相が早くて助かる」「これ、先回りしてくれたの?ありがたい」と言われるように。

この記事では、かつて僕が「仕事が遅い」と言われていた頃に気づけていなかった3つの視点をご紹介します。


視点①:「ゴール」が見えていない

多くの人が「仕事を丁寧にやる」ことに意識が向きすぎて、
“なぜそれをやるのか”という目的を見失ってしまうことがあります。

たとえば、資料を作るように言われたとき。
以下の2パターン、あなたならどちらの考え方で進めますか?

  • A:「データをたくさん載せれば上司も満足するはず」
  • B:「この資料、どの場面で誰に見せるんだろう?」

Aの考え方で動く人も多いと思います。
でもそれでは、本質がズレます。
たとえば「上層部に口頭で報告するだけだから、資料は1枚でいい」みたいな場面も多いんです。

▶対策:ゴールを先に確認するクセをつけよう

作業に入る前に、「この資料って、どういう場面で使うんですか?」と一言聞くだけで、
アウトプットの方向性が変わります。

目的→使われ方→必要な要素という順番で考えること。
これができるだけで、“的外れの丁寧さ”から脱却できます。


視点②:誰が何の業務をしているか把握できていない

「仕事が遅い」と言われる人の中には、社内の役割分担を正確に理解していないケースがあります。

たとえば、身の回りの失敗談でこんなことがよくあります。


【失敗談】

製品の納期を確認する必要があったとき、
製造部の担当者に「いつ出荷になりそうですか?」と聞きました。

でも実はそれ、生産管理が持っている情報だったんです。
製造担当は「うーん、わからないですね、生産管理に聞いてもらえますか?」と返答。

結果、1日遅れで生産管理に聞き直し、報告も遅れました。
上司からは「なんで最初から聞く相手わかってないの?」と指摘され、冷や汗…。


このように、社内の誰が何の情報や判断権を持っているかを把握していないと、
本来5分で終わる確認が、何倍もの時間と労力を取ってしまう
ことになります。

これは単純な知識不足というより、
「誰がこの分野に責任を持っているのか」という視点が抜けていたから起きるミスです。

優しい方であれば代わりに聞いてくれる人もいると思います。しかしその方の時間を奪ってしまうことになり、どっちの場合でも良くありません。


▶対策:社内の“役割地図”を頭に入れる

以下のような姿勢を持つと、驚くほど仕事がスムーズになります。

  • 初期段階で部署ごとの役割と管轄業務をざっくりメモする
  • わからない場合は「この件って、誰が詳しいんでしょうか?」と聞くクセをつける
  • 過去に同じような仕事で“誰に聞いたか”を記録に残す

特に製造業など部門の役割が細かく分かれている組織では、この視点があるだけで周囲からの信頼がぐっと上がります。


視点③:期限と優先順位の区別があいまい

「全部大事にして全部ちゃんとやろう」と思っていませんか?
でもそれは逆効果で、本当に優先すべき仕事に手をつけるのが遅れてしまうんです。

しかも、「報告が遅い」「準備が間に合っていない」と言われて、信用も落ちます。


【現実的な分け方:4分類】

僕が実践して効果があったのは、仕事を以下の4つに分類することでした。

  1. すぐやるべき仕事:期限が近く、他人の作業にも影響する
  2. 腰を据えてやる仕事:重要だが急ぎではない
  3. 放置で解決する仕事:周囲の進展待ち
  4. 上司の判断が必要な仕事:動けないので一時保留

この分類を使うだけで、「今やるべき仕事」が明確になり、自然とスピード感も上がりました。


まとめ:視点を変えれば、仕事は加速する

「仕事が遅い」と言われてしまうと、自信をなくしますよね。
でも、単純に能力ややる気の問題ではないことが多いんです。

今回紹介した3つの視点を思い出してください。

  • ゴールが見えていない
  • 社内の役割が見えていない
  • 優先順位のつけ方が甘い

どれも、意識すれば誰でも改善できるものばかりです。

こうした“視点のズレ”を直しただけで、
「動きが早いね」「今どき珍しく先回りしてくれる人だね」と言われるようになると思います。

あなたも今日から少しずつ、「見え方」を変えてみてください。
“ちゃんと頑張ってるのに評価されない自分”を卒業できる日が、きっと来ます。

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